アスペ君日記(1)自動車運転免許①

当家の長男は、「アスペルガーくん」であろう。

中高と学生の頃は何となく感じてはいた物の、確証には

至らなかった。

一応、注意欠陥や多動性障害は疑いはしていた。

それまでは、何冊かの書籍を買い『言動』に気を止めつつ

彼の成長を見守っていたのだが

ある行為で確信めいた。


多動性障害とアスペルガーは区別し難いと言いますが、

正直区別した処で本人的に利は無い事は事実です。

社会適応が出来ず、オミットされるのであれば今後の対応で

医療機関を考えますが、今のところは本人にも伏せてます。


本人が『俺はなぜ?』と自覚し思考を持ったのならば

手持ちの書籍で「『アスペルガー』らしいぞ、読むかね。」と

書籍を渡そうと考えてはいますが、

今のところ自身の言動に不満や疑問も無い様であり、普通に

出社しているので今以上の細かな注意をしないつもりです。


しかし、どの点で明確に「アスペルガー」だろうと考え至ったか

と言いますと、


就職前に「普通自動車運転免許」を取得するべく自動車学校へ

入学。

順調かと安心していた処に、三回連続で実技試験につまづく。

本人は流石に落ち込んでいましたが、そこは怒らず理由を

聞けば

『スピード』が出せなくて不合格。との事

本人は「コース速度を厳守しなくてはいけない」、とアクセルを

踏み込めなかったようです。

「いや、5km/hくらいオーバーしても捕まらないよ」と

助言しても頑なに納得できない様子で、何時にも増し

安全運転。

ついに自動車学校側が折れて無事(?)卒業。流石に何時

までも卒業させない訳にはいかなかったのでしょう。


これは… 多分、考えていた通り『アスペルガー』くんかも

しれない。

(視野狭くて融通が効かない事)

半ば確信し、免許取得後初のドライブで助手席に乗る。

と、超安全運転で法定速度厳守。交差点はマニュアル通りの

慎重な進入。

『もっとスピード上げても捕まらないし大丈夫』とすすめても

頑なな態度はいつも通り。

まぁ初心者マークを付けている為周りの車はそれなりに

観てくれている様なので無事帰還。

とまあ最初の問題はこんなところから始まりました。

電車通勤だと発覚が遅かったかもしれません。


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