僕がこの病気を乗りこえてきてわかったこと
コミックエッセイ アスペルガー症候群との
上手なつきあい方入門
西脇 俊二(著)/ 143ページ/2015/3/20
出版社: 宝島社
最近特に話題性のワードとして注目度の高い『アスペル
ガー症候群』について書かれたコミックエッセイです。
著者はこの漫画のご夫婦ではなく、精神科医 西脇俊二
さんです。
一個人家庭だけの話という事では無く、
『アスペルガーとは』を解かり易く伝える為の良本です。
概ね的を得た内容ではないかと思います、世間に対し
症例はこんな感じで、こんな態度の人が『アスペルガー』
かも知れない。
多少大げさな表現はあるものの『かもしれない』と気が付か
せるには良いですね。
ただし、ここまであからさまな彼が『結婚』『就職』『子育』を
乗り切って来たのか、結婚出来ただけでも奇跡に近いので
は、と理解よりも『本当?』と思ってしまうのは正直な意見。
個人感想としては、笑って読めれば『参考に』、その程度で
良いので読んでみて。です。
『アスペルガーの人の気持ちがわかる』のかは、その方の
症状度合いが解かりませんから難しい部分もありますね。
実際名札を付けていられる訳ではないので会ったところで
『変った人』だくらいにしか認識はされないと思います。
作例の会社対応が立派なだけに全ての会社がこの様なら
嬉しいですが小さな会社ではお荷物になりかねません。
あとは、ちょっと異論です。『アスペルガー症候群は遺伝
する可能性がある』、については遺伝と言うよりも、全ての
人にその要因が存在する、では無いでしょうか。
後は後発的な発症が多い気もします、間違いなく当家の
彼は後症例でしょう。
気になり読みましたが、参考になる事柄も多く、
『作業指示はビジュアル化する』は特に効果がありますね
視覚による説明は単にワードだけよりも細々指示でき
情報量が多くアスペルガーには最良の指示方法だと思
います。
お薦めな方
アスペルガー症候群に付いて知りたい、
アスペルガー症候群てなに?
アスペルガー症候群かもしれない?
そんな方は、御一読。
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