アスぺ君日記(7) 些細な会話での注意①
息子と会話する際、注意している事があります。それは
「あいまいな指示を含んだ頼みごとをしない」 です。
天気予報で、
「明日は降雪確率が高く、朝方には数センチの積雪があるでしょう」
との予報から、
「雪が降るそうだから、何時より早めに出社しなさい」
と言い聞かせたにも関わらず、何時も通りの時間に出社。その為
通勤道路に多少影響が出たのか、結局ギリギリ到着したそうです。
そんな事が数回重なり、やっと理解出来た事があります。「早めに」と
指示を出す際そこに判断基準を付加してあげなければいけない事が
必要であるとした部分です。
これは「何時より早めに」とした曖昧な指示は、5分なのか10分早く
なのかとにかく1~2分でも早ければ「早めに」に該当するとした狭視
的な考え方です。
「雪が降るそうだから、何時より早めに出社しなさい」、
よりは
「雪が降るそうだから、何時より20分早めに出社した方が渋滞に遭わないよ」
と明確な情報を加えて上げねば、経験からの判断が乏しいかれは、正確にどの
位早めに出たら良いのか理解できる様です。
なので我が家では、経験的に繰り返していない指示の際、目安とした数値、もし
くは行動を含んだ会話が標準となりつつあります。
「風呂の順がつまっているから早めに入ってね」
ならば
「風呂の順がつまっているから直ぐに入れる?、
後にするなら何分後くらいが良い?」
と判断させたりします。
後は直前の頼み事に即時反応出来ない場合が多く、
「これから駅まで車で送って」
と頼んでも、外着に着替える時間が必要な彼は迷惑そうな顔で返答が濁ります。
「10時になったら、車で駅に送って」
と少し前に情報を与え、頼んでおけば快く聞いてくれます。
そんな部分が面倒ではありますが、慣れてくると家族での会話がそんな風に
統一され、曖昧な頼み事で不機嫌顔される率が減りました。
頼み方一つでこれだけ変わります、なので会社などでの『曖昧な指示』には
判らない部分を再度問い直してから指示に従いなさいと教えています。
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