子育てハッピーアドバイス

子育てハッピーアドバイス

明橋 大二(著)/出版社: 1万年堂出版
 (2005/12/1)181ページ

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医師でありカウンセラー明橋 大二著書の『子育て
ハッピーアドバイス』です。

体裁は文:漫画 4:6くらいの比で読み易い構成、文章も行間は

広く詰め込まれた感じはしませんので1Hもあれば目を通せます。


読ませて頂いた限りでは、書かれているアドバイス自体に

異論は無く、方向性などにも同意出来る部分も多々ありま

したので、『良書だ』、との感想は最初に持ちました。


私も子育ては一応経験済みでありますので、少しは意見らし

いレヴューが出来るのではないか?

そんなところから『今回は』こちらの『子育てハッピーアド

バイス』です。


書かれている内容は子供個々の個性を把握して『ほめる』

『しかる』の部分を、その子に合わせてあげる。『子供の話を

真剣に聞いてあげる』、『自己評価』『自己肯定感』『自尊感

情』を考えて接してあげよう、十分に甘えさせよう、とした

子育て論が中心です


子供を否定せず、接する事は確かに『正しい』、『子供の話を

真剣に聞いてあげる』も正しいでしょう、しかしこの書籍全般

から感じられる傾向としては、非常に『甘えさせ過ぎでは?』

とする部分が個人的に感じた点です。


家庭内で、ある程度の『しつけ』はここで書かれている以上に

必要だろうと思っています。今のご時世だと子供に手を上げる

こと自体が『悪い』と、どの育児本にも書かれていますが、暴

力と『しつけ』は別物ではないでしょうか。

私は拳骨の一つや二つは当たり前と考えているタイプですから

怒らなければいけない時には直ぐ怒る、そして諭す、次に

理解してくれれば『ほめる』です。


聞いてあげる事は良い事です、子供の主張は子供の考えで

すから納得するまで聞いてあげる。

しかしその後に『悪い部分』はしっかり教えなければ聞いて

あげた意味がないでしょう。そして家長(父)を立てなければ、

如何に父親が子育てを手伝だおうと、家庭内に母が二人い

るような『甘える事が当たり前』な家庭となり、縦社会から

離れてしまうと思っております。

親父など必要な時に立てて煽てて手伝ってもらう以外は、

外でへとへとになるまで仕事をして『お父さん』偉い、と子供

に思わせ見せておけば自ずと家庭内の調和は出来るのでは

ないでしょうか、と

まぁ、個人的な感想はさて置き、書籍には有用な情報も多く

含まれておりますので、全てを模倣するのではなく、『ここは

参考に』とし、他に何冊か読まれて試行錯誤されるのも子育

てと思っております。


お薦めは

子育ての参考にこの書籍も読んでみよう、
育児指南書の一つとして。

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